Vision

日本は今、急速なスピードで人口減少と高齢化が進んでいます。
(日本のみならず、多くの先進国でも同様の現象が起きています。)
日本の人口は、2008年を増加のピークとして、現在は減少フェーズに入ってきています。
このスピードはとてつもなく早く、2066年に日本の人口は今より約4000万人減少し、約8600万人になる予測されています。
人口が減少するだけではなく、社会も高齢化が進んでいます。
この70年ほどで、日本人の平均寿命は約30 年も延びました。
1947年には52歳だった平均寿命が2016年には84歳になり、2050年までに100歳以上の人が100万人を超えると言われております。
2030年には日本の人口に占める65歳以上の割合は3割を超え、世界の主要国で最も高齢化が進んだ国になると予想されています。
(以下、ドイツ、イタリア、韓国の順)
人生が長くなることで起こる変化① 働き方
人口の減少や、長くなった人生を有効に生かそうとすると、従来の労働観や人生設計が急激なスピードで変わろうとしてきています。
例えば、働き方。
働く年数が増え(現在の定年は60歳。さらに「高年齢者雇用安定法」により希望者に対して65歳までの雇用が義務化され、今後も延長する可能性があります)、
技術の進化やAIの登場により働く内容が変化し、
更には副業、テレワークなどにより働き方それ自体のバリエーションも変わってきています。
また、「WORK AS LIFE」の概念も提唱されつつあります、
これは、「仕事と遊び」あるいは「ビジネスとプライベート」の線引きをすることなく、「人生の一部の仕事を取り入れよう」という考え方です。
働く時間が長くなるわけですから、仕事を「単なるお金を稼ぐためのツール」として捉えているのでは、身体も心も持ちません。
人生をイキイキさせる、取り組んでいて楽しいことを仕事にする「WORK AS LIFE」という考え方が今後は浸透していくのではないでしょうか。
人生が長くなることで起こる変化② 健康に対する考え方
この激動の変化の時代の中で、「健康」ということが改めて注目されてきています。
体や心が元気でないと、意欲高く働くことも、思いっきり楽しく遊ぶこともできません。
今まで健康の維持をする方法は、調子が悪くなったっり病気になったりするとクリニックや病院に行くという「病院完結型」のことを指していました。
しかし、今後は「何かあったら病院に行き、医者に治療をしてもらう」のではなく、健康の維持や病気にならないように自分でケアをする「セルフメディケーション」が主流になっていくと予想されます。
「セルフメディケーション」実現のためには、予防医療の知見や考え方は必須になります。
「セルフメディケーション」は、お肌のシワを伸ばすための美容法だけに終始する単純なものではありません。働き方や食事の内容、生活全般にまで変化をもたらし、生き方の指針ともなり得る大きな要素です。
私たちが健康に歳を重ね、幸せに生きるためのツールであると言えます。
人生100年時代到来にあたり、Active Health Labがお手伝いできること
人間が100歳まで生きる時代「人生100年時代」が近い将来到来すると言われています。
できるだけ長く、心も体も健康で“高パフォーマンス”のまま生き抜くためにはどんな心掛ければいいのかを、Active Health Labではお伝えしていきたいと考えています。
「Active Health 」という言葉には、「皆さん1人1人が少しでも積極的に自分の健康に関心を持って欲しい」そして「小さなことでも良いので、心も身体も健康になれるような行動を起こして欲しい」という意味が込められています。
たくさんの若い世代の方に、心も身体も健康になれるような「セルフメディケーション」を知って頂き、小さな事からでも良いので、毎日の自分の身体の変化を感じてもらいと願っています。
参考文献
厚生労働省「簡易生命表」
国連推計
経済協力開発機構(OECD)