「奇跡のホルモン」アディポネクチン

ヘルスケア
「奇跡のホルモン」と呼ばれる「アディポネクチン」とは?
脂肪細胞から分泌されるホルモンの1つである「アディポネクチン」は、抗メタボリック作用があるため、「超善玉ホルモン」とも言われています。
アディポネクチンの作用とは?
アディポネクチンの作用としては、以下のようなものがあります
①糖取り込み促進
②インスリン感受性を向上(インスリンを効きやすくする、その結果血糖値が上がりにくい)
③脂肪の燃焼
④動脈硬化抑制
⑤抗炎症
⑥心筋肥大抑制
このような素晴らしい効能を持つアディポネクチンですから、数が多ければ多いほど健康になれます。
アディポネクチンの数が減るとどうなるのか?
アディポネクチンは、太ると分泌が低下してしまいます。
アディポネクチンの値が4µg/ml以下になると糖尿病、心筋梗塞やメタボリックシンドロームになりやすくなります。
これを「低アディポネクチン血症」といいます。
アディポネクチンの値が低下すると更に太りやすくなり、生活習慣病になるリスクが上がってしまいます。
まさに負の循環です。
さらに、最近の研究ではアディポネクチンの値が低下すると、免疫機能が下がり、癌になりやすくなる、とも言われています。
アディポネクチンを増やす生活習慣とは?
病気を防ぐためにもアディポネクチンの値を上げることは重要ですが、どうすればアディポネクチンは増えるのでしょうか?
以下の3つに気を付けることで、アディポネクチンの数は増やすことができます。
1.禁煙
2.運動
毎日少しでもいいので運動するように心掛けましょう。
3.食事
具体的には、EPA/DHAの摂取(生魚に多く含まれています)、マグネシウムの摂取(豆類に多く含まれています)、食物繊維の摂取です。
生活習慣に気を配ることで、「奇跡のホルモン」であるアディポネクチンの数を増やしていきましょう!
この記事へのコメントはありません。